「軽トラック一台と兄弟2人でスタートした引き売り」
2009年6月。野菜の丸平の初めての販売が始まった。野菜の知識ゼロ、販売のノウハウゼロ、コネもゼロの状態から、農家さんを周り、ビラを配り、畑の農作業を手伝ってようやく野菜を譲ってもらうことができるようになった。販売初日には軽トラック一杯に野菜を積んで行ったが、またたく間に完売。スーツに着替え次の販売場所を探すために走り回り、夜中にはバイトをし生活費を稼ぎ・・・。そんな状態でスタートした引き売り。野菜の良し悪しがよくわからず、納品させてもらえることになった飲食店からは怒られ、お客さんには知識のなさに離れられ・・。
悔しさの日々の中、葛藤し、人一倍の努力と勉強を重ね、一人でも多くのお客様の信頼を得ようと、雨の日も、風の強い日も、必ず同じ時間に同じ場所で販売をする。
「人を元気にしたい!人と繋がった商売をしたい。人の生活を充実させたい。」
その思いだけで、スタートした野菜の引き売りは、
少しずつだが、販売場所も増え、取り扱う野菜の量も増えていった。引き売り中に仲良くなった八百屋の社長の手伝いをしながら、市場のしくみや存在を学ぶ。八百屋をスタートしたきっかけは、人を元気にしたい、人と繋がった商売をしたい。毎日使う野菜なら、それが可能かもと、単純な考えだった。
「世界一有名な八百屋を目指して」
埼玉にお店を出し、仲間も増えた。八百屋であるけれども八百屋じゃない。僕らの目指すのは”元気”や”ジュウジツ”をお届けすること。だから、店舗のスタッフはいつも元気にはしゃいでいる。シアトルに有名な魚屋さんがあるように、野菜の丸平も”世界一有名な八百屋”を目指し、そしてそれによって仲間が増え、元気・ジュウジツを世界の一人でも多くの人にお届けできればと思う。でも、まずは町のヒーローになる。必要とあらば、電球一個だって替えに行く。そんな野菜の丸平の野菜や果物は一味違う。買った人がハッピーになれるお店だから。
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